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こんにちは。
子供が学校から持ち帰ってきた朝顔、どんな様子ですか?
葉っぱは青々してシャンとしていますか?
元気に蔓(つる)を伸ばして蕾(つぼみ)も沢山ついていますか?
もしそうだったら取り敢えず安心です。
夏休みの間、しっかりお世話してあげてくださいね。
でも、もし下の葉がうっすら黄身を帯びてきているとか、株全体に元気がないといった場合、対処しないと枯れてしまうこともあります。
朝顔が枯れてしまうのには、色々な理由が考えられます。
今回は、我が家で育てていた中で体験したことを紹介していくので、少しでも参考になる部分があれば嬉しいです。
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朝顔に元気がない時、鉢の状態をよく見る
鉢に何株植わっている?
お子さんが持ち帰ってきた鉢に、苗は何本植えられていますか?
最初に種を5~6粒撒いてると思いますが、その全部が鉢の中にひしめいていませんか?
複数株育てている場合、鉢の大きさに対して株が定員オーバーになっています。
それぞれの株が伸ばした根で鉢が一杯になった状態を、根詰まりを起こしていると言います。
これは土に含まれる1本分の養分や水分を、数本で取り合っているので栄養不足・水不足になっているのです。
学校の栽培キッドの鉢でちょうどいいのは1本程度です。
鉢は、小学生(低学年)が持ち運べる程度の大きさだから、おそらくらくどこの学校でも大差ないはずです。
間引きをする
もしこの状態なら、一番元気そうな株を残して後は取り除いてあげてください。
可哀想な気もしますが、そうしないと最悪、全滅してしまいます。
心配なら2本残してもいいですね。
間引きの方法
取り除く株は引き抜かないでください。
土の中で根が絡み合っているため、無理に抜いてしまうと残す株が更に弱ってしまいます。
じゃあどうするのか?
まず茎の根元をハサミでカットし、根っこの部分はそのままにしておいて大丈夫です。
そして支柱に絡んでいる茎を取り外していきます。このとき、残す株を傷つけないように気をつけましょう。
長い場合、数ヵ所カットして少しずつ取り除いていきます。このとき、残す株を傷つけないよう注意してくださいね。
土の状態を見る
それができたら土の表面を見てください。
根が張っていて土の表面がカチカチに固まっていませんか?
こうなると全体に水がしみ込まなくなります。
もしそういう状態だったら、割りばしなどを使い土の表面を軽くかいて土を起こしてあげます。
こうすることで土に空気に当て、水の通りが良くなります。
強く深くやりすぎると根を傷つけて枯れてしまうかもしれないので優しくそっとしてあげてくださいね。
また、土が少ないようなら上に足してあげて下さい。
鉢の縁から2~3cm下の所まで、出来ればきれいな新しい土を入れてあげてください。
2~3cm空けておくのは、ウォータスペースといって、水やりの際流れ出してしまわないようにするためです。
水やりと肥料
それから鉢底から流れるまで、たっぷりと水をやります。
残した株に元気がないようなら、風通しの良い明るめの日陰に置き様子を見てください。
いきなり強い日差しの下に置いてしまうと、株が暑さで弱ってしまいます。
それから、元気が戻って来たら緩効性肥料を土の上に置き、10日に一度くらい液体肥料をやっていきます。
残した株はそのまま伸ばしていってもいいですし、敵心して脇芽を伸ばしてもかまいません。
敵心する場合は本葉が8~10枚になっていたら、芽の先の方をカットします。そうしてしばらくすると、脇芽が伸びて株が大きく育ちます。
根元の葉が黄色くなり枯れそうになっている
これの原因も幾つか考えられます。
根詰まり、水切れ
根が鉢の中でパンパンに張っている状態になると、水も沁み込んで行きにくくなります。
この場合は、一回り大きな鉢に植え替えてください。根を傷めないようにそっとお願いします。
そして直射日光に暫く当てないようにします。風通しの良い明るい日陰で様子を見ながら水やりをして下さい。
根腐れ
根腐れの原因で一番多いのは水のやり過ぎです。
水は土の表面が乾いているのを確認してからやります。
土の乾き具合を見ずに、のべつ幕なし水をやっていると鉢の中が常時湿った状態になり、根が腐ってきます。
お天気の加減で土が湿っているようなら水やりは控えてください。
強烈な直射日光で株が弱ってしまった
コンクリートや壁面の前に置いておくと、直射日光だけでなく照り返しで焼け付いてしまいます。
猛暑日が続きそうなときや、すでに弱ってしまった朝顔の養生をする場合は、朝のうちだけ日が当たる半日蔭や、明るい日陰に鉢を移動させて下さい。
正午から午後の日差しは特にきついので、出来れば当てない方が元気に育ちます。
そういった場所がない場合は、遮光ネットやすだれなどで日差しを遮ってあげてください。
肥料
肥料やり過ぎても弱ってきます。
栄養過多になって調子を崩してしまうのです。
また株が弱っているところへ追肥をすると、適量でも肥料やけを起こしてもっと弱ってしまうことがあります。
まずは株が元気を取り戻させるほうに専念しましょう。
まとめ
以上、我が家で朝顔を育てた時に気をつけたことです。
うちではこれで大体の株は綺麗に咲いてくれましたよ。
でも、たまに虫や病気が原因で枯れたり、同じ条件なのに育ち方に大きな差が出たこともありました。
丈夫で育てやすいと言われる朝顔ですが、やはり生き物なので気を遣いますね。
でも、たいして手間かけていないのに物凄く大きく育つこともあったり、植物を育てるのは面白いな~と思いました。
個人的には上手く咲かせられなくても、あまり気にしなくていいのではないでしょうか?
『種を取らなければならない』という課題がある場合、そうも言っていられませんが、『観察』が宿題なら、枯れた理由を考えたり、枯れていく様子を見ていくのも観察だと思います。
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