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母の日の起源や由来を調べていたとき、実はその原型はギリシャ神話に出てくる「女神リーア」という記述を見かけました。
母の日とは直接関係ないかもしれませんが、気になったので調べてみました。
母の日の起源はギリシア神話の女神リーア?
リーアさんを見つけたのは、古い歳時記の中のページの端っこでした。
凄く簡単に書いてあるだけで細かなことは分からずじまい、でも何だか古代という言葉に惹かれ気になりました。
そこでネットでリーアさんを探したところ、「女神リーア」という記述を3件ほど見ることが出来ました。内容は私が読んだものと同じでしたが。
古代ギリシア時代のお祭り
母親を大切に思う気持ちは、本当にいつの時代も同じなのでしょうね。
古代ギリシア時代、ギリシア神話に登場する女神リーアを尊び、感謝を捧げるための春祭りが行われていたというのです。
この春祭りがどんなのだったか知りたかったのですが、分かりませんでした。
古代ギリシアの祭りとか儀式で検索すると、現代のロケット花火祭り(とても現代的でちょっとイメージ湧きません)や、古代の血なまぐさい儀式がズラッと並びます。
もしかしたらあの中にあったのかもしれませんが、今回はやめておきます(;^ω^)
実はそういうのはチョッと苦手でして…
名前の読み方、どれが本当?
「リーア」と検索をして見つけられた中に「リーア(レア)」と書いてあるのを見つけました。
そこで「女神レア」で検索したところ
・レアー
・レイアー
・レア
・レイア
という表記も見受けられました。
どうやらこちらの方が一般的のようです。
ギリシャ神話って?
そのまんま古代ギリシアの神話でして、登場する神様の名前を見ると、星座や星占いで馴染みの深い方ばかり。
古代より口伝えて語られてきた伝承文化で、多くの神が登場し愛憎劇を繰り広げる物語となっています。子供の頃読んだ児童向けにしたものでも、その部分は濃厚だった記憶があります。
古代ギリシア市民の教養とされていました。また、古代地中海世界の共通知識であり、現代でも世界中で親しまれる、ギリシア人にとっては欠かせない教養となっているそうです。
およそ紀元前15世紀頃にさかのぼると考えられており、初期には口承でうたわれ、特に吟遊詩人達により伝えられました。
主な登場人物
ナルシスの語源となる水面に映る自分の姿に恋をした、
美少年・ナルキソッスもギリシャ神話の登場人物として有名ですね。
オリュンポス十二神
ゼウス
ギリシャ神話の主神で全知全能の神、オリュンポス十二神をはじめとする神々の王。
ヘーラー
ギリシア神話に登場する最高位の女神。ヘラ・ヘレとも表記する。古代ギリシア語で「貴婦人、女主人」を意味し、結婚・母性・貞節を司る。
アテーナー
知恵・工芸・芸術・戦略を司る女神。
アポローン
芸能・芸術の神であり、羊飼いの守護神にして光明の神。のちにヘーリオス(太陽神)と同一視され太陽神とされた。
アプロディーテー
愛・美・性を司るが、戦の女神としての側面も持つ。パリスによる三美審の審判で最高の美神に選ばれている。
アレース
もしくはアーレースは戦を司る。戦闘時の狂乱を神格化したもので、荒ぶる神として畏怖された。
アルテミス
狩猟・貞潔の女神。アポローンと同様、後に月の女神セレーネーや闇の女神ヘカテーと同一視され、三通りの姿を持つとされた。
デーメーテール
デメテルとも表記される。豊穣の神であり、穀物の栽培を人に授けた女神。古代ギリシア語で母なる大地を意味する。
ヘーパイストス
雷と火山の神であったとされるが、後に炎と鍛冶の神とされた。武器・道具・宝を自分の工房で作っている。
ヘルメース
神々の伝令使で主にゼウスの使い。旅人や商人の守護神。能弁・教会・体育技能・発明・策略・夢と眠りの神・死出の旅路の案内者など、多面的な性格を持つ神。
ポセイドーン
海と地震を司る神。その力は最高神ゼウスに次ぐ。地下水の支配者でもあり、泉の守護神ともされる。
ヘスティアー(デュオニューソス)
炉の女神。アテーナー、アルテミスと同じく処女神である。
どうでしょう?
どこかで聞いた名前ばかりだと思います。
中にはほとんど知らない神様もいますが、ゲームやファンタジー小説でお馴染みの神様達ですね。
女神リーアはどんな神様?
神話自体はカオス(虚空・混沌)から始まっていて、このカオスからガイア(大地の女神)やタルタロス(冥界)が生まれています。
そして、女神リーア(レアー)は、このガイアとウラーノスから生まれました。
そして、女神リーア(レアー)さん!!
彼女は弟のクロノスとの間にヘイスティアー、デーメーテール、ヘーラー、ハーデース、ポセイドーン、ゼウスをもうけました。
彼女は、なんと全知全能の神であるゼウスを生んだ女性だったのです!!
女神リーア(レアー)の物語
リーア(レアー)の夫クロノスは、神々の王である父ウーラノスを追いやりその地位についています。
その際、クロノス自身も「我が子に王位を追われる」という予言を受けたため、生まれた子供を全て呑み込んでいました。
それを嘆いたリーアはクレータ島へ渡り、6番目の子ゼウスを産みました。クロノスには大きな石を産着に包み渡し、クロノスはその石を赤ん坊と思い呑み込みました。
その後、成長したゼウスはクロノスに神酒を飲ませ、兄弟達を吐き出させました。そして、兄弟と共に父クロノスと戦い、追放することに成功しました。
本当はもっとややこしいんですが、大体こんな感じのお話です。
まとめ
全知全能の神・最高神ゼウスの母親であるということから「神々の母」とされ、古代ギリシアで母に感謝を捧げるため、春祭りが行われていたのかもしれません。
ちょっとした好奇心から調べ出しましたが、壮大なギリシア神話のゼウスにつながるお話だとは、思いもしませんでした。
結局、本当のところはこうだった!と断言はできませんが、母を思う気持ちは遥か彼方の時代から変わっていないということだと思いました。
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