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先日、何年も行っていない父方のお墓参りをしてきました。
いま住んでいる所がお墓から離れているため、ずっと行けずにいたのです。
そんな時、近くまで行く用事ができたので、これ幸いにお墓参りをしてきました。
お墓の近隣に親族が住んでいるので、荒れていることはないと思っていましたが、高齢のせいか行き届いていない雰囲気が漂っていました。
草を引き枯葉を拾って来たのですが、次回行くときはしっかりお掃除したいと思っています。
今回はそんなお墓のお掃除方法を一緒に見ていきましょう。
お墓のお掃除方法
まず、掃除の前に、何故お墓のお掃除をするのか?というところから見ていきます。
お墓の多くは長い間、外で風雨にさらされます。これを放置すると汚れがこびりつき、やがて汚れが石に染み着いてしまいます。そうなると普通の掃除では取れなくなります。
また、お墓の敷地内にある植木や雑草を放っておくと、伸び放題になり墓石を損傷することもあります。
例えば、木の根がどんどん伸び張り出して、墓石が押されて傾いたり、伸びた木の枝が墓石を傷つけたりします。またツル性の雑草が墓石を覆ってしまうこともあります。
これらを防ぎ酷くなる前に取り除き、補修が必要な所を見つたり出来るのが、定期的なお掃除なのです。
敷地内の掃除
・枯れた花、線香の燃えカスを拾う。
・線香立て・水鉢・花立など取り外しできるタイプは水場でキレイにする。外せないときは、ペンチなどで線香の燃え残りを取る。花立の中のヌメリも掃除する
・雑草を抜き、落ち葉やゴミなどを拾う。
・植木がある場合は、事前にハサミを用意しておき伸びた枝をカットする。
・敷地内に敷いた玉砂利が汚れている場合は、スコップですくい目の粗いザルに入れ水で洗い、土をならしてから敷き直すと綺麗になる。
とはいうものの玉砂利を洗うのは大変です。お墓ではありませんが、やったことがある私としてはおすすめしません。よほど気になるなら、新しい砂利を置いた方が楽かもしれません。
墓石の掃除
・柔らかい布や柔らかいスポンジ(表面がザラザラしていない物)を水で濡らし、優しく磨いていく。
・それで落ちない汚れはタワシで力を加減しながら磨く。金のものは石を傷つけるので使用しない。
・彫刻や文字が彫られているところは歯ブラシを使う。力任せにゴシゴシこすると欠けることがある。優しく磨く。
・洗剤は使わない。墓石は天然石で染みになることもある。水洗いで対処できない場合、専門業者に依頼した方がよいこともある
・最後に乾いたタオルでお墓の水気を拭き取り、花立などを元通りに戻す
お墓の掃除に必要な道具
特別に用意する物はありません。
身の回りにある物や。ホームセンター、100均でも揃えられるものばかりです。
最近では、お墓掃除の道具セットも販売されています。
基本の道具
・柔らかいスポンジと布(雑巾・タオル)
・柔らかい柄のついたブラシ(花台などを洗う)
・柔らかい歯ブラシ(墓石に彫られた文字部分に使用)
・ゴミ袋(持ち帰り用。ゴミ捨て場がない墓地も多い)
・バケツ(お墓に備え付けてあることが多い)
あれば便利な道具
・ほうき、ちり取り
・剪定ハサミ(植木などのていれのため)
・虫よけスプレー
・軍手・ゴム手袋
・スコップ・ザル
・鎌(細かな草を抜くのに便利です)
それから道具ではありませんが、服装は汚れても大丈夫な長袖とパンツがおすすめです。
日焼け予防、虫刺され予防、植木や雑草で怪我を予防するためです。お掃除をする場合は、スカートにハイヒールは止めておきましょう。
お墓おそうじ代行サービス
どうしても自分でできないときや、長年ほったらかしにしていて手に負えなくなっている場合、代行サービスを使ってみるのもいいと思います。
大手のお掃除会社や石材店、霊園の友の会なども掃除代行しています。
特に地元に血縁者もなく、お墓がどんな状態になっているのか、気になる方には良いサービスではないでしょうか?
お掃除の前後の様子など写真付きで報告してくれます。
●お掃除代行の流れ
1.墓前で合唱、ご挨拶
2.敷地内の除草・ゴミを取り除く
3.花筒・香立てを清掃
4.水鉢のそうじ
5.墓石の清掃、水垢取りなど
6.最後に合掌し終了
お花とお線香のお供えは、お墓参り代行サービスとなる
7.抜いた草や集めたゴミは適正に処分
8.掃除前後を写真に取り報告書を送付
大体どこの業者さんも作業の流れはこんな感じです。
お墓掃除代行サービスは墓石クリーニングではないので、頑固な汚れや苔は取れないことがあるので、その辺りはしっかり事前に相談・確認する必要がありますね。
お墓が現況不詳な場合、料金がかさむかもしれませんが、事前に現状確認し見積もりを出して貰い必要な作業を提案して貰うのも良いと思います。
料金も各社微妙に違いがありますが、お掃除で14,000円前後の所が多いように感じました。
お墓のお掃除まとめ
いかがでしたか?
お墓がどうなっているか、気になっている方も多いと思います。
遠方だとなかなか思うようにいきませんが、ご先祖様が眠る大切なお墓なので大切にしていきたいですね。
私もお盆前にもう一度いく予定です。
ご紹介した道具を持って、今度はしっかりお掃除したいと思います。
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