高齢者のお見舞いで注意したこと 喜ばれたお見舞い品の紹介

手の平の上のお花 生活

目次

こんにちは。

先日、今年に入り『特別養護老人ホーム』に入所した知人のKさん(女性)を見舞に行きました。

入所前に会った時「必ずお見舞いに来て」と言われていたのですが、遠方の施設ですぐには都合がつかず、この年末にようやく訪問することができました。

Kさんは認知症は患っていません。ただ、病気の進行で体を動かせなくなってしまい、自宅での生活が困難になり特養へ入所されました。

やっと見つけた施設ですが、本当は行きたくないと話していたので馴染めているか心配しつつ出かけました。

結果から言えば、とても元気で頭もしっかりしていて、家にいたときより血色も良くなり元気になっていました。

スタッフの皆さんの介助のおかげで、3度の食事もきちんと取れているからだと思います。

不自由とはいえ自宅での暮らしに執着していたKさんですが、お世話してくださる方が24時間身近にいてくれる施設での生活にとても安心・満足しているようで、明るい笑顔を見せてくれました。

入所した施設もかなり評判の良い所だったようで、本当に良かったと安堵しました。

今回は、そんな知人のお見舞いの際に気をつけたことを書いていこうと思います。

よろしければお付き合いください。

 

 

高齢者のお見舞いで気をつけたこと

私の場合ですが、まず最初にしたのは施設への連絡です。

受診や施設のイベントなど、都合の悪い日を教えて欲しいと伝えたところ『面会時間内ならいつ来ていただいても構いません』というお返事をいただきました。

そのほか、お見舞い品の是非や面会時間、食事の時間を確認し、面会予定日時を伝え電話を置きました。

知人の場合、しっかりしていて意思表示ができることと、近くに身内がいないため施設への連絡だけとなりました。

個人的な考えですが、もしご家族と連絡が取れるなら、最初にお見舞いに行きたい旨を伝え許可を得たほうが良いと思います。

その際、ご本人の様子など教えて貰えれば心の準備も出来ますし、出来るだけ先方の負担や迷惑にならないように気を付けたいですね。

 

もしもお見舞いを断られたら

ご家族やご本人から直接のお見舞いをお断りされたら、納得できないこともあるかもしれませんが、その時は諦めましょう。

もし入所したばかりなら、新しい環境に慣れるまで遠慮して欲しいということかもしれないし、日をおいてから問い合わせてみてもいいと思います。

病気のせいで以前と様子がガラリと変わっているので、気持ちは嬉しいが面会はお断りしたいということも身近でありました。

このときは主にお世話している親族の方に、お見舞いの品とねぎらい(励まし)の言葉を贈ったそうです。

 

 

高齢者のお見舞いで喜ばれる品物は何?

お見舞いに行くと決まったら、次は手土産かなと思います。

本当はお見舞いに行くだけで十分なので、お見舞いの品必須ではありません。

ただ今回、退所は無いので本人が好きなものとか、何かしら持って行きたいと思ったのです。

悩みました。

そもそも持って行っていいのか迷います。

駄目な所もあると聞いたことありますしね。

そこで、気持ち良くお見舞するためにも、施設への確認が必要と思い連絡した訳です。

 

食品

食品の差し入れは施設職員・ご家族に確認してください。

服用している薬や体調(持病など)の関係で食せない物もありますもんね。

また、施設の方針で提供するもの以外は遠慮してほしいという話も聞いたことがあります。

面倒に感じてしまうかもしれませんがアクシデントを避けるためにも下調べは大切です。

もし難しいと感じたときは食べ物のお見舞いは候補から外したほうがいいと思います。

それらをクリアして持って行くなら、少量で日持ちのする個包装のお菓子などいかがでしょうか?

硬いものやパサパサ・ペラペラしたもの、例えば硬いお煎餅、口内や喉に引っ付きやすい最中(もなか)、ビスケット類などを避け、咀嚼しやすく呑み込みやすいものが喜ばれることが多いです。

私の場合は許可を得て、普段の食事やおやつの邪魔にならないように小ぶりなカップのゼリー、プリン、ムース詰め合わせを持参しました。

kさんの好物。

本人曰く『買物に行けないので、時々市販のおやつが食べたくなる』と喜んでくれました。

このとき改めて思いました。

この施設の食事はとても充実していてかなり良いメニューなのですが、自分の好きな時に好きなモノを買ってきて食べられなくなるのは、さみしいことだなと。

 

こういったセット物でも喜ばれそうですね。

パジャマなどの衣類

その他、サイズや体の具合が分かれば寝具類、ゴム無しのソックスなどもいいかなと思います。

介護用の衣類は割高なので枚数があると助かります。

ただ、衣類は近しい関係でないと難しいかもしれません。その場合は靴下やアームカバー、レッグウォーマー、タオル類もあれば助かります。

私はkさんから上着(ラグラン袖の着やすいもの)の購入を頼まれたので、探して送る予定です。

明るい色の可愛いものがいいそうで、見つけられるかどうか分かりません。なるたけ希望に添えるよう頑張ります。

「しまむら」あたりで探します。

 

 

 

お見舞いに行けないとき

それから、お見舞いに行きたくても「遠方で行けない」「お見舞いを断られた」などの理由で足を運べないことがあります。

そんなときは手紙やカードを送るのもいいですね。

SNSやメールなどが浸透し、ペーパーレスになりつつある世の中ですが、たとえ短い言葉でも手紙を受け取るのは嬉しいものです。

高齢の方なら尚更。

もしお相手が文字を読めない状態にあっても、綺麗な景色や花が描かれた葉書なら目に留まるかもしれません。

もちろん読むことができれば、施設での生活の励ましや楽しみになると思います。

かつてお世話になったことへのお礼や、同じ時間を過ごしたことへの感謝、案じていることなど、相手を想う気持ちを届けてみませんか?


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実は私、コレができずに後悔した経験があります

とても気の合う人がいてよく話すようになった矢先、その方が病気で倒れてしまいました。

既に手遅れだったそうです。

そして、お見舞いには来ないでねと連絡をうけました。やつれた姿は見られたくないからと。

その後、数回電話で話す機会をいただきました。

その中で「○○さんと友達になれて良かった」と思っていることは話したのですが、出会いに感謝していることを伝えきれませんでした。

短い手紙かカードに綴って病院に届ければ良かったと後悔しています。

面会はできなくても回復を願い祈っていること、また感じのいいカフェで美味しいコーヒーを飲みながらお喋りしたいと願っていること、文字にして届ければよかったと。

気持ちの押し付けかもしれませんが…読まれなくてもいいから、定型文が印字されたカードでもいいから送れば良かったと、今でもふと思う時があります。

なんだか重い話になってしまってすみません。

でも、本当にいい出会いだったんですよね。

 

まとめ

施設の種類や運営方針などから、お見舞いの受付方にも違いがあります。

また、見舞う方の状態にもよりますし難しいこともあります。

ただ、病院と違い特別養護老人ホームに入居したらそこが終の住処になることが殆どです(臨終は病院で迎えることが多いようですが)。

おそらく元気になってご帰宅されることは稀です。

ちょっと足を向けにくく感じてしまうかもしれませんが、気になる方は一度様子を見に行ってみてはいかがでしょうか。

 

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

 

 

 

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