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紫外線対策していますか?
まだ5月ですが、帽子やスカーフ・手袋・日焼け止めクリーム等を使い、日差しをガードしている人も多いですね。
ところで、顔や腕は真っ先に浮かびますが、紫外線が強くなる夏に向けて眼の紫外線対策はしていますか?
今日は『目の紫外線対策』についてご紹介します。
紫外線対策は目にも必要か?
紫外線について
UVとは(紫外線)=ultraviolet(ウルトラバイオレット)の略です。
太陽光の中で、可視光線より波長が短くエネルギーの高い光のこと。
7月8月は、年間を通してUV-B領域の紫外線が最も多い時期になります。
UV-BはUV-Aに比べ地球に届いている量は少ないものの、生物に与える影響はUV-Aより強力(悪影響という意味で)です。
オゾン層でほとんど吸収されるのですが、日本上空のオゾン層は、春に多く夏から秋にかけて減少するという、季節による変化があります(南沙諸島付近は冬に減少します)。
よく5月が最も紫外線が多いと聞きますが、それはオゾン層で吸収されないUV-A領域の紫外線のことと考えられています。
このUV-Aは曇っていても地表に届き、目や肌の奥まで入り込んで影響を与えるのです。
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紫外線の目への影響
目に紫外線が入ると、肌と同じようにダメージを受けます。
紫外線による目への影響は、電気性眼炎(雪目)や白内障、加齢黄斑変性、翼状片などがあります。
※必ずそうなるということではなく、こういう場合もあるという意味です。
また目に紫外線が入ると角膜が炎症を起こします。その炎症がきっかけとなり、紫外線を吸収しようとするメラノサイトがメラニン色素を生成します。メラニン色素はご存知の通りシミの原因となる物質です。
ですから眼の紫外線対策は、お肌のためにも将来の目の病気予防のためにも、行った方が良いでしょう。
目の紫外線対策・メガネ(サングラス)
空から降りてくる紫外線は、直射日光だけではありません。地面から跳ね返る反射光など、あらゆる方向から紫外線が目に飛び込んできます。
帽子や日傘だけでは防げない紫外線に有効なのが、UVカットのメガネです。
UVカット付きのメガネを使用することで、あらゆる方向からくる紫外線のから眼を守ることができます。
ちょっとした外出程度ならそんなに気にする必要はありません。
ただ、強い日差しの中、長時間屋外で過ごす場合、紫外線をカットするコンタクトレンズやサングラスを使うことは有効な対策になります。
そしてサングラスは、色の濃い方がいいような気がしませんか?
でも実際は、濃い色は瞳孔を開かせる作用があるため、多くの紫外線が眼に入ることになります。
紫外線のカット率が同じなら、薄い色のサングラスを使った方がいいでしょう。
と、これは私自身がメガネ屋さんにいただいたアドバイスです。
日傘や帽子などと併用して、効果的なUVケアを行いたいですね。
紫外線対策・ダメージケアの目薬
こちらは予防するための目薬ではありません。
ダメージを受けた角膜をケアする為のものです。
眼に受けた紫外線ダメージを補修する目薬が、各メーカーから販売されています。
たしかに日中、外で一日過ごすと目が真っ赤になったりしますよね。
どれがいいかは、薬剤師さんに相談してお選ぼください。
サングラスと目薬を上手に使って、目を大切にしていきたいですね。
まとめ
いかがでしたか?
つい忘れてしまいがちな目の紫外線対策。
ちょっとした事ですが、未来の目の健康のためにも、今年は気にしてはいかがでしょうか?
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