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頑張って手に入れた竹や笹に、手間ひまかけて作った可愛らしい飾りや、子供の願い事を書いた短冊をかけると、片付けるのが惜しくなりませんか?
今回は、そんな七夕飾り(笹飾り)いつまで飾っておけるのか、片付けた後はどうやって処分するのか、調べてみました。
いつから飾って、いつ片付けるの?
商店街や大きな七夕祭りが開催されるところでは、数日前から飾りつけされていますね。
でも自宅で飾る場合は、7月6日の夜か7月7日当日に短冊などを結わえ付け軒先に飾り、その日の夜に外してください。
これは、七夕が五節句のひとつで(もとは旧暦の7月7日)、7月7日のことを指しているからなのです。
1月7日
人日の節句
-じんじつのせっく-(七草の節句)
3月3日
上巳の節句
-じょうみのせっく-(桃の節句)
5月5日
端午の節句
-たんごのせっく-(菖蒲の節句)
7月7日
七夕の節句
-たなばたのせっく-(笹竹の節句)
9月9日
重陽の節句
-ちょうようのせっく-(菊の節句)
流れとしては、7月7日の午前をまわってから七夕の神事を行うため、7月6日の夜に笹に飾りを付け軒先に飾り、7日の夜には外して「七夕送り」を行います。
「七夕送り」とは、七夕飾りを川や海に流して、神様に願いや厄災を持ち去ってもらう風習です。
今では海や川を汚すとして、あまり行われなくなった行事ですが、行う場合は下流で回収しています。
ということで、笹飾りは7月7日のうちに外しましょう。
川や海に流すことはできないけれど、神様に願い事や厄災を持って行ってもらうために、飾りっぱなしでは神様に届かないということでした。
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片付けたあとの処分方法
上記に書いたように、七夕飾りを川や海に流すことは出来ません。
やはり、お住いの自治体の処分方法に従って処理するといういうことになります。
私の地域で、笹や竹は規定の長さにカットし可燃ごみ、笹飾りは可燃不燃に分けて処分します。
でも、子どもが一生懸命作ったものを燃えるゴミとして捨てるのは心が痛む…という思いもありますよね。
本来の方法で行事を終わらせたい気持ちは私も同じです。
そういうときは、神社で「お焚き上げ」という方法があります。
七夕祭りを行っている神社は少ないようですが、中には七夕の笹飾りを受け付けてくれます。お祓いをしてからお焚き上げの神事を行ってくれます。
その際、いくらかお供えをお渡しくださいね。
そういう神社は神職の方が常駐している、大きめの神社だと思います。
お心当たりの神社があれば、問い合わせてみてください。
あとは小正月の「どんと焼き」があります。
どんと焼きは1月15日に、注連縄(しめなわ)、書初めなどを書く家から持ち寄り、積み上げて燃やすという正月行事です。
短冊や紙で作った七夕飾りも一緒に燃やして貰いましょう。
それから大晦日の夜、神社では境内で篝火(かがりび)を焚き、「大祓え」を行い罪やケガレを清めます。
町や村の地元の神社でも行っていませんか?
うちの近くの神社は両方やっているところもあれば、篝火だけという神社もあります。
毎年、年越しに出掛けていますが、この篝火にお札や注連縄を入れている方が何人もいます。
地域によるのかもしれないので、絶対大丈夫!と太鼓判は押せませんが…
当日、神社の方や自治会の役員さん?世話役さん?そういう人が火のお世話をしていると思います。ひと声をかけて聞いてみてください。
それから、この場合も笹はごみ収集に出した方がよいと思います。
小さな枝くらいならいいかもしれませんが、年末まで保管するのも大変だし、大きな竹や笹を持って行くのもひと苦労なので。
アルバムに残す
子供さんやお孫さんが初めて書いた短冊や、折り紙で作った飾りなど、処分し難い場合もあると思います。
取っておくことも出来ますが、やはり神様に願いを届けるという意味合いからも、燃やした方が子供のためにもなるような気がします。
でも、その前に写真に撮って残すのはどうでしょうか。
スマホで撮影した写真を厳選し、プリントービスで印刷します。
家庭用のプリンターでもキレイに印刷できますが、退色が気なるので私は近所のカメラのキタムラを利用しています。
そしてスクラップブックを作ります。
普通のアルバムやフォトブックサービスを利用するのもいいと思います。
子供が書いた短冊や飾りと、子供の様子を撮影し、楽しいひとときの一瞬を切り取ります。
文章を入れたり簡単なデコレーションを施すだけで、普通のアルバムとは違った記録になりますよ。
材料は100円ショップでも揃いますが、劣化が気になる場合は専門店でキットを購入して作ることをおすすめします。
子供と一緒に作れば、それだけで思い出になりますよね。
スクラップブック、こんな感じ
スクラップブッキングとは写真を美しくレイアウトして思い出をより鮮やかに残していくクラフトです。
カラフルなペーパーや楽しいステッカーをあしらい、そのときのシチュエーションや感想を心に込めた手書き文字(ジャーナル)で書き添えることで、思い出をより鮮明に残し、ぬくもりと共に伝えることができます。
日本はじめ、海外作家さんの作品集も沢山アップされていてます。
どの作品も凝っていますが、シンプルな(写真が目立つように)デザインもあり、参考にできると思います。
まとめ
いかがだったでしょう?
最近は、御守りや注連縄など、塩と一緒に白い紙に包んでビニール袋に入れゴミに出して大丈夫と神社さんも言っています。
捨てるのは忍びないけれど、どうしても難しい場合は無理せずこの方法で良いのではないでしょうか。
負担にならない程度で、季節の行事を楽しみたいですね。
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