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せている七夕に食べる行事食がそうめんというのをご存知ですか?
実は私、全く知らなくて、このブログで七夕のことを書くために調べていて、初めて知りました。
七夕にそうめんを食べるようになった理由
時期的にそうめんは食べるけれど、どうして七夕にそうめんなの?と不思議でした。
最近の流行かなと思ったら、千年以上前から七夕のお供え物としてあったんですね。
ビックリしました。
この「索餅(さくへい・さくべい)」は、奈良時代に唐から伝わったもので、日本では「麦縄(むぎなわ)」と呼ばれていました。
「索」…太い縄
「餅」…小麦粉と米粉を混ぜ合わせたもので餅ではない
という意味があります。
小麦粉と米粉を練り合わせ縄状に伸ばしたもの。
「索餅」は、菓子か餅か多くの説があり定説がないそうですが、これがどうやって今の形なったのか気になりますが…
なぜわかるかというと「延喜式(927年)」に、「そうめん」の原型といわれる「索餅(さくへい・さくべい)」のなが、旧暦7月7日の七夕の儀式の供物のひとつとして記述があるんだそうです。
他にも
『宇多天皇御記』寛平2年(890)2月30日の条に“俗間で行われてきた「七月七日素麪」を宮廷行事に採り入れる旨が記されている”
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000154291
という記事を見つけ納得しました。
索餅についてもう少し…
索餅は今の中国にあった王国から渡来したものです。
日本では「麦縄(むぎなわ)」といいます。
7月7日に亡くなった帝の子供が鬼になり熱病を流行らせました。
そこで、亡くなった子供が生前に好きだった索餅を供え、子供の霊を鎮めたという故事
から、七夕に索餅を食べると1年間無病息災でいられる、という言い伝えがあります。
また、
・そうめんを天の川や織姫の織り糸に見立てた
・織姫の織り糸にそうめんを見立て、女の子の裁縫の上達を願って食べるようになった
など、諸説あり、どれも七夕伝説にピッタリだと頷けます。
七夕レシピ
索餅
<材料>
小麦粉(薄力粉)…250g
・ホットケーキミックスでもOK
牛乳…50㏄
卵…2個
砂糖…40g
油…大さじ1
・ココナツオイルやオリーブオイルでも良い
揚げ油…適量、揚げ焼きできる
作り方
・小麦粉と砂糖をボール①に入れ混ぜます。
・そこに卵を割り入れます。
・それから、牛乳を少しずつ加えます。
・最初は菜箸でかき混ぜて、全体をなじませたら手でこねます。そのときダマをつぶしながら、ダマがなくなるまでこねてください。
・表面がなめらかになったら油を加えて、さらに手でこねます。
・そしてラップをして30分間ねかせます。
・その生地を3等分し、さらにそれぞれを3等分します。
・まな板の上に小麦粉を薄くひき、20㎝くらいになるよう手で転がしながらのばします。
・ひも状の端の片方を(まな板の上で)手で押さえ、もう片方をねじっていきます。
・全体にねじれたら、ひもの両端を持ち上げ縄上にねじり合わせていきます。
・鍋に油を適量入れて熱し揚げます。ドーナツのように揚げてもいいし、揚げ焼きにしても美味しくできると思います。
・こんがりきつね色に上ればOK。竹串で刺して何もついてこなければ大丈夫です。
好みで粉砂糖やグラニュー糖をまぶしてください。
そうめん使ったあれこれ
素麺って万能じゃないかと思うくらい、何にでも合うと思います。
あんかけや、巻き寿司のご飯を素麺にしたり、スープや炒め物など、いろんな料理に応用できます。
・揚げる
・焼く
・暖かい汁でいただく(にゅうめん)
・炒める
・洋風
・和風
私はどんぶりに、たっぷりの麺つゆで作った汁に素麺を入れ、その上に錦糸卵、千切りキュウリ、レタス、ワカメ、ささみ、シーチキンなどをのせてすり胡麻をかけてよく食べます。
夏野菜のズッキーニと炒め物にするのも美味しいですよ。
赤飯
お祝いの席には、やはりお赤飯じゃなないでしょうか?
実は私、子供の頃はお赤飯が苦手でした。
それが大人になってから、何故か大好きになってしまいました。
ただ手間かかりそうで、自分で作ったことはなかったんです。
でもどうしても柔らかめのお赤飯が食べたくなり、先日、とうとう自分で作ってしまいました。
炊飯器で炊いたわりに、艶々に仕上がった炊き立てお赤飯は、今まで食べた中で一番おいしくいただけました。
作り方はあちこちのレシピを参考に、母親が教えてくれた適当なやり方ですが…
簡単にご紹介します。
<材料>
もち米 カップ2.5
白米 カップ0.5
小豆 カップ1.0
塩 少々
・小豆と研いだもち米を1時間水に浸けておきます。白米は30分くらい浸けました。
・小豆を軽く洗ってから鍋に入れ、小豆が隠れるくらい水を入れ沸騰したら灰汁抜きのために捨てます。
・再度、鍋に小豆と水400㏄を入れ中火にかけ、煮立ったら弱火にして、時々かき混ぜ様子を見ながら30分前後茹でていきます。
食べられるけれど少し固い、くらいに茹で上げるのがよいです。
・茹で上げたら小豆とゆで汁をわけ冷まします。そのときゆで汁はお玉ですくって空気に当てると参加して赤味が増します。
・お米の水を切り炊飯器の釜に入れ、冷ました小豆の煮汁と水を入れます。
お水の量は、お釜にあるメモリで調節します。おこわモードがあればいいのですが、うちの炊飯器には無く炊き込みご飯の線に合わせました。
・そして小豆と塩少々を入れて蓋をします。
・炊き込みモードかおこわモードにセットし炊き上げます。
あとは炊きあがるのを待つだけです。
うちは軟らかめが好きなので、水を心持ち大目にしてたきました。
まとめ
七夕にそうめんを食べて、無病息災で元気に夏を過ごそうと思います。
この風習は、全国各地にあるようで、私の周辺では見かけなかったというだけかもしれません。
私の、一番古い七夕の記憶は保育園の七夕会で、笹飾りの周りで盆踊りを踊っている写真が残っています。
(なぜ盆踊りかというと、昔は盂蘭盆会に関係のある行事だったからだそうです)
でも、このときだされた食事はカレーだったんですよね…そうめんは無かったと思います。
今は行事食として保育園、幼稚園、高齢者施設などでも良く出されるそうですが、ポピュラーになってきたということでしょうか?
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