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お祭りに行くと、とても華やかで素敵な結び方を見かけます。
いいな~と憧れますが、初めて着るなら、まずは代表的な結び方を身につけたいですね。
今回は、浴衣に使う帯の種類と、代表的な帯の結び方をご紹介します。
浴衣に使う帯の種類
浴衣の帯というと真っ先に思い浮かぶのは『半幅帯』です。
私が習っていた頃は、みんな黄色の半幅帯でした。お揃いにしていた訳じゃないのですが。
その次に『夏用の名古屋帯』
これは落ち着いた大人の女性が使う帯というイメージですが、10代の女の子が付けても素敵です。
浴衣に名古屋帯を使うときは足袋を履き、少しあらたまった感じで着こなします。
あとは『小袋帯』や『兵児帯』があります。
そして『作り帯』
ひとつづつ見ていきましょう。
半幅帯
というくらい定番の帯です。
浴衣の帯といえば単(ひとえ)の半巾帯のことです。
普通の帯の半分の幅(八寸の帯)で作られていることから、半幅帯と呼ばれています。
木綿・麻・絹・ポリエステル・キュプラなどの素材もいろいろ選べます。
通販などでは色柄を楽しむために、リバーシブルの袋式が多く販売されています。というかほぼコレが主流になっているようです。
ですが、そもそも袋になっていて暑いですし、二重になっているので単に比べ扱いにくいかもしれません。
初めての浴衣なら、単の半幅帯で涼し気に締めるのがおすすめです。
汗対策はこちらで書いてます→浴衣のときの汗対策・暑い夏涼しげに着るためにできること
お時間ありあましたら、ご覧ください。
小袋帯
半幅の袋帯のことです。
浴衣や普段着用に年間を通して使えます。
名古屋帯
上質な浴衣に名古屋帯を合わせると、昼間のちょっとした外出にも使えます。
名古屋帯なら何でも使える訳ではありませんが、夏のお出かけに加えると楽しいですね。
兵児帯(へこおび)
兵児帯というと子供や男性のものという印象があるからなのか、眉をしかめる方もいらっるようです。
でも最近では浴衣だけでなく、着物にも兵児帯を使う女性が増えてきたようです。
礼装には使えませんが、着物を普段着として楽しむ女性の間では、自作する方も多いようです。
和服の反物や洋服地から簡単に作れるようで、作り方を紹介しているブログもありました。
『兵児帯 女性 自作』などで検索してみてください。
作り帯
付け帯、作り帯、文化帯、ワンタッチ帯など商品名は様々ですが、みんな同じ意味です。
帯を切って作ってあるタイプと、二部式のものがあります。
二部式は胴に巻く部分と結び目が分かれています。
大人の女性が付けるのはちょっと…という声もききますが、素材屋や色柄など選び、きちんと着付ければ大丈夫だと思います。
初めて浴衣を着るという方は、最初の帯は作り帯でも良いと思っています。
簡単に出来るので覚えたほうが後々楽ですが、着慣れないものを一気にやろうとして、嫌になったら元も子もありませんから。
あまり練習できないときは、浴衣の着付けに集中し、帯は簡単にするのもアリですよ。
浴衣の帯結び
文章で書くとややこしくなるので、youtubeで分り易いと思った動画をお借りしてまいりました。
最後の作り帯の動画はいいと思いました。
緩みにくいように、しっかり巻き付けたり巻き終わりを三角に折ったり、工夫されています。
文庫結び
浴衣と帯の色が暗めなので、少し解り難いかもしれません。
文庫結び 【青山きもの学院 ゆかたの着方と半幅帯の結び方入門】
貝の口結び
普段使いに便利な結び方です。
貝の口(男結び) 【青山きもの学院 ゆかたの着方と半幅帯の結び方入門】
蝶々結び
浴衣の着付け【帯結び編「蝶々結び」】 yukatayasan.com
作り帯
作り帯の付け方もたくさんアップされていますが、こちらは「巻き終わりを三角に折る」「ここでひきしめる」などポイントを教えてくれています。
名古屋の着物ディスカウント店 和道楽着物屋HP
こういうポイントを押さえると、着崩れにくくキレイに着られます。
まとめ
いかがでしたか?
何回か練習すれば、簡単に出来るようになります。
文庫結びは年代を問わず結べるので、覚えておくと便利ですよ。
若い人はやや上に結ぶと可愛くなりますよ。
・・・とはいうものの、初めて浴衣に挑戦する場合、一通り覚えて着られるようになるまで結構大変だと思います。
初めての浴衣についてはこちらで書いています→着方が浴衣のわからない・浴衣は初心者でも簡単に着付けられますよ
帯まで手が回りそうにないようなら、あまりこだわらず『作り帯』『兵児帯』の利用も考えてみてくださいね。
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