自宅でお洗濯は難しくない 浴衣のお手入れ方法

洗濯マークを見て洗う 生活

目次

こんにちは。

8月が終わりましたね。

浴衣の季節も終わりに近づいています。

今年の夏は台風続きで予定通り着られず、残念に思っている人も多いと思いますが、お手元の浴衣は手つかずでしょうか?

1度着たくらいなら洗わないという人もいるそうですが、練習で着ただけでも仕舞う前に洗濯はして下さいね。でないとシミなどの原因になってしまうので。

そこで、今回は私が浴衣を洗濯する時の方法を紹介します。

 

家庭での洗濯

綿の浴衣で変わった染めでなければ、基本お家で洗えます。収納時だけでなく、着る前に洗ってシャキとさせるのもいいですね。

※私は麻も自分で洗っていましたが、縮んだという人もいましたので今回はおすすめしません。

 

まず簡単に手順から説明しますね。

①浴衣を袖だたみにする(個人的には本たたみの方がキレイに仕上がるような気がします)

②おしゃれ着洗い用の洗剤で優しく押し洗いします。袖巾が入る大きめの洗い桶があると便利です

③やさしくすすぐ

④水気を切る

⑤風通しの良い場所で陰干しをする、室内の風通しの良い場所でも良い

⑥アイロンをかける

⑦収納する

 

もちろん洗濯機で洗ってもOKです。

洗濯機の場合は①のあとロールケーキのように丸めて洗濯ネットに入れます。丸めた形でピッタリ納まる大きさのものがあれば更に良いですね。

そして洗濯機で『お洒落着洗い』『手洗い(ドライ)』など、やさしく洗えるコースを選んでください。

ね、簡単だと思いませんか?
クリーニングに出すとそこそこお値段するので、可能なら自宅でチャレンジしてみては損はないと思います。

ただ、何でも洗えるわけじゃなく、いくつか気をつけないといけないことがあります。

注意すること

・綿麻以外の素材で作られた浴衣

・【水洗いダメ】と表示のあるもの

・柿渋染め、本麻染めなどの高級品

・特殊な素材や加工が施されているもの

・絞りのゆかた(自宅で手洗いしている方もいるようです)

 

 

洗う前にすること

色落ちのチェック

濃色・柄物の浴衣は、洗濯をする前に目立たない部分で色落ちの確認をします。
目立たない部分に使用する原液をしみこませ(少しでかまいません)5分くらいしてからキッチンペーパーやティッシュ、白いガーゼやタオルなどでその部分を軽くおさえるか叩きます。
そこで浴衣の色が布に移ったら色落ちする可能性があります。

こんな時は、クリーニング店や着物洗いの専門店に相談してください。

汚れをチェックする

食べこぼしや化粧類などの染みがある場合はそちらを先に処理します。
その他、ファンデーションや日焼け止め、食べこぼし、泥はねなどがつきやすいです。

目立つところにあって手に負えなさそうなら、専門店に相談してください。

汚れの見分け方ややり方など、下記のサイトが参考になると思います。

家庭でできるシミ抜き方法をクリーニングのプロが解説!クリーニングのデア
https://packman2.com/stain-removal

 

 

洗い方・手洗いの場合

浴衣をたたむ

浴衣を袖畳みにして、手洗い用洗剤で優しく押し洗いにします。

糊付けはお好みですが軽めでいいと思います。私は使わないことが多いです。
洗濯して少しくたっとなった風合いが好きなので。

すすぐ

水を数回変えながら、洗剤の泡が無くなるまで優しくすすぎます。

水気をきる

雑巾を絞るようにねじって水気を絞るのは厳禁、浴衣がシワシワになってしまいます。

浴衣を軽く押してざっと絞るかバスタオルの間に挟んで軽く押し、バスタオルにざっと水分を吸わせます。

本当にざっとでかまいません。

ハンガーに干したとき、多少水がしたたってもOKです。

洗濯機で脱水をかける場合はクルクルと巻き、できればピッタリサイズの洗濯ネットに入れ、手洗いモードなどのやさしいコースの脱水で30秒~1分くらいかけます(途中で止めます)

干す

着物ハンガーか物干し竿に袖を通して影干しします。

干したら形を整え、手で軽くたたきながらできた皺を伸ばし、風通しのいい場所で陰干しにします。

直射日光に当てると色褪せたりするのでお気をつけくださいね。

下記のものは私の私物で両サイドが伸び縮みするタイプのもの。棒状になっているものもありますが、小さくできるタイプが扱いやすくておすすめです。

着物ハンガー 折り畳んだところ

 

着物ハンガー伸ばしたところ

乾いたら

アイロンOKの生地かどうか確認してからかけます。

スチーム(蒸気)は使いません。

裏からかけますが、このとき当て布をしてください。

初心者向け!着物にアイロンをかける時はコレに注意しよう!

たたみ方

着物のたたみ方

着物を使っていますが浴衣も同じです。
説明をしながらたたんでいるので分り易いと思います。
私が習ったのもこの方法で、最後に物差しを使うところが懐かしかったです。

 

こちらは浴衣を使っていて、襟の部分が見やすいの動画です。

収納

ビニール袋に入れての保管は蒸れてしまうので止めましょう。

洋服でもクリーニング店の袋は外して保管するように言われますよね。浴衣も同じです。

ビニール袋は通気性が悪く、湿気臭くなったりカビの原因になってしまうことがあるからです。

不織布の収納袋やたとう紙、お持ちなら桐の衣装ケースで保管して下さい。

 

 

翌日も着るときのお手入れ

着物ハンガーに浴衣をかけ風通しの良い場所で汗を乾燥させます。

普通のハンガーを使ってもかまいません。

シミなどの汚れを見つけたら、自分で処理できるものなら取っておいた方が後に残らなくていいと思います。無理は禁物ですが。

そして着終えたら時間を置かず洗いましょう。

 

 

 

まとめ

面倒だと思うかもしれませんが、やってみると意外に難しくないと思います。

自分でお手入れすると愛着も湧くし、扱いにも慣れます。

なんといっても浴衣は日常着。綿の浴衣を自宅で洗えるようになれば、着ることへのハードルもグッと低くなるのではないでしょうか。

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